どうも皆さま、野球好きバイカーこと「おっくん」です。
今回は走塁の基本について説明をしていきます。
一言に「走塁」といってもその場面にあった「瞬間的判断」を迫られることが多く基本と言っても試合に出て感覚をつかまないといけないだろ!!と思う方も多いと思いますが野球に限らず、何のスポーツにしても基本の考えというものがありますのでまずは「基本を理解」して、それから試合に合った応用を使えるようになりましょう
私自身、高校・大学とケースノックのランナーに指名されそこからAチームに帯同し代走出場、レギュラー獲得と走塁技術でチャンスをものにしてきました!!
走塁時の基本的な考え方
どんな状況においても次の塁を狙う姿勢というものが必要になります。
高校野球を見ていてもシングルヒットを打った打者が食い入るようにボールの行き先を確認していますよね?
あれは一つでもミスがあれば次の塁に行くぞという姿勢を見せて相手にプレッシャーをかけているのです
足の速い・遅いに関わらずどのプレイヤーも次の塁を狙う意識をしっかり持ちましょう
ベースランニング 【ベースはどの足で踏むの?】
これはいろんな意見が合って「実際はどれが正解なの?」と困惑している人が多いと思います。 まず前提としてベースを踏む位置はランナーから見て左手前の角です。 (1塁駆け抜けの時は右手前の角)
赤丸が次の塁を狙う場合に踏む位置
青丸が駆け抜け時に踏む位置
どちらの足で踏むのが正解かというと 「どちらでも良い!!」です 一般論的には重心を内側に曲げやすい左足でベースの角を蹴って加速するという方が多いと思いますが、ベースランニングの目的は「早く次の塁に到達する」ことであって 「小さく周ること」ではないです スピードのある選手が全速力のスピードを真正面から片足で受け止めて次に全力で走り出すのは無理がありますし捻挫などのケガにつながります。 自分の歩幅に合ってスピードを極力落とさなくてよい足で踏むのが正解です。 参考までに私は、1塁(左足)→2塁(右足)→3塁(左足)の順番にベースを踏みます。 走っているルートのイメージはバッターボックスから1週周ってベースまでの円で走るようにしています。 それが私の中で一番スピードが落ちずに結果的に早く周れたからです ベースランニングの指導の際はその選手が早く周れる方法を一緒に探してあげましょう!!
1塁ランナー時のリード幅
走力によって、牽制への反応のスピードによって変わると思われていますが最低限ここまでは誰でも取れる幅があります。
それは
【ベースにタッチした状態で寝転んだ足先から+1歩】です。
なぜこの幅かというと、寝ころんだ状態からの1歩なので実際、ヘッドスライディングで戻るときは勢いも付きますので寝ころぶだけで戻れるからです。
足が遅いからと身長の分もリードを取っていないと送りバントでもアウトにある可能性がありますので、前述したリードを取るための歩数を練習の時に確認しておきましょう。
まだまだ反応できる人は寝ころんだ状態から2歩・3歩とリード幅を広げましょう。
リードを取る際の注意
リードを取る際の注意点が2つあります。 1、左足は必ず右足の後ろ側にクロスする 2、左足を寄せて右足を出す時は両足が揃う瞬間を作らない (出るときは肩幅ぐらいまで左足を寄せて右足を出す) 1、実際にやっていただくとわかるのですが左足を右足の前に出してクロスした場合 その瞬間に牽制が来ると1歩も動けずにアウトになります (体をライト側にクルっと回せば動けないこともないですが帰塁が一瞬遅れます) 2、これも1と同じ理由で足が揃った瞬間に牽制が来ると地面を蹴れないので帰塁ができま せん 上手いピッチャーはこの瞬間を見ていて牽制してきます
3塁ランナーコーチを見るタイミング
これもよく話に上がると思うのですが、実際に見ないといけないタイミングは 1、「ランナー2塁時の右方向(ライト方向)の打球」 2、「3塁打を打って2塁から3塁に向かうときにの相手の中継が乱れてホームに行くか止 まるかの判断の時」 3、「ランナー2塁時の外野へのヒットで返るかどうか」 1の場面は打った瞬間に打球に背中を向けるので内野ゴロになったのか外野に抜けたのかを自分の目で見ることができないので打った瞬間に3塁へ向かうときにランナーコーチの指示を確認しましょう 2の場面は1と同様に2塁から3塁に向かっている時は後ろのことは見えないのでそのタイミングでスライディングなのか、ホームに帰るかの指示を確認しましょう 3の場面は基本的に外野のプレーが後ろで行われるので見えないところの判断はランナーコーチに任せましょう 2塁ランナーでリードを取っている時にランナーコーチが監督からゴー・ストップの指示を受けていることもあります。
よくある間違い
ランナーコーチを見るときによくある間違いがあります
「右中間・ライト線を抜けた時に2塁ベース前でランナーコーチを見てストップかゴーの指示をもらう」
この場面でランナーコーチを見るのは間違いです、なぜなら1塁から2塁に向かっている間に自分の目で見て判断ができるからです
走塁の基本は自分の判断で返るかどうかを決めてください
自分から見えない時の判断のみランナーコーチに任せましょう。
アウトカウント毎の各塁のリードをとる位置
各塁・各アウトカウントでのリードを取る位置は変わりますのでその説明をしていきます。
ランナー1塁
基本的には1塁ー2塁を結んだ一直線上に左足の一歩が出る位置にリードを取る どのアウトカウントでも盗塁の可能性がありますのでベースの間の最短距離にリードを取る 豆知識 ピッチャー寄りにリードを取るとピッチャーからは少しリードが小さく見えます 反対にピッチャーから離れると少しリードが大きく見えます 走力に自信がないランナーでもリードの取り方でピッチャーへプレッシャーをかけることができます。
ランナー2塁
0アウトの時は2塁ー3塁を結んだライン上にリード 送りバントのサインが出る可能性が高いので最短距離で走れる準備をしましょう 1アウト時は0アウトの時より1歩後ろ ヒットで返るときにベースを少しでも周りやすく、送りバントの時に少しでも最短距離を走れる場所になります 2アウト時は1アウトの時よりさらに1歩後ろ ヒット1本でホームまで帰れるように3塁ベースを回りやすい位置
ランナー3塁
どのアウトカウントでもファールゾーンでリードを取ってください 右バッターの強烈な打球が飛んできたときにフェアゾーンで当たってしまうとアウトになりますので打球がもし当たってもファールになるようにファールゾーンでリードを取りましょう ※フェアゾーン内でランナーに打球が当たるとランナーアウトになります、ファールゾーンの場合はファールです
リードはどこで取っても次の塁までの距離はかわらない!という疑問
これはよく聞くと思います。 実際はベースからの離れた距離を一定にしてリードを前後に変えるとコンパスでクルっと円を書いた円の上にリードを取る形になりますので次の塁との距離は伸びます 伸びていないという方は無意識にリードの幅を広げた上で位置を変えているのです ここで気を付けないといけないのが距離が変わらないようにリードを取っている方は戻るときの距離が反対に伸びている認識を持つことです 直線状にいるときと同じ感覚で戻ると手が届かないといった事態に陥ることがありますので注意してください
まとめ
今回は走力に関係なくプレイヤー全員にいえる【走塁の基本】について説明してきました。 走塁練習はシンドイし楽しくないので疎かになりがちですが、走塁がきっちりできるチームは強いですし、走塁がきっちりできる選手は代走ででも試合に使いたくなります 少し前のソフトバンクの周東選手のように代走からチャンスをもらえることもありますので足の速い・遅いに関わらず【走塁意識】を高く持つようにしましょう 走塁意識が高くなればセンター前で2塁まで行けるなどの相手のスキを突くことができるようになります センター前で2塁まで行ければ盛り上がること間違い無しです(笑)
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