どうも皆さま、野球好きバイカーこと「おっくん」です。
今回はタイトルの通り、打順ごとの役割、打順の組み方について考えてみましょう!!
いろいろな意見を参考には書いていきますが少し私の考えも入りますのでご注意お願いいたします🙇
とはいうものの、打順の組み方なんか監督の好みによって変わるだろ!!
って意見はもちろんあるかと思いますがセオリー(基本)としての考え方を知っていれば
自分自身がレギュラー奪取を狙っている時に明確な目標ができますよね?
守備の時も相手の打順によっての守備位置などの考えができていればチームに貢献もしやすくなると思います。
4番打者最強説
最近は”3番打者最強説”や”2番打者最強説”などいろいろありますがまず初めにずっと昔からある考え方の”4番打者最強説”の考え方から見ていきましょう!!
4番打者最強説の時の各打順の考え【どこにどういうバッターを配置するか】
各打順ごとに一気に書いていきます。
1番打者(3)・・・出塁率の良いバッター 2番打者(4)・・・足が速く小技(バント、エンドラン)ができるバッター 3番打者(2)・・・打率もよく長打を打てるバッター 4番打者(1)・・・打率もよく最もホームランを打てるバッター 5番打者(5)・・・打率は少し落ちるがホームランを打てるバッター 6番打者(6)・・・5番より少し力が劣るバッター 7番打者(7)・・・6番より少し力が劣るバッター 8番打者(8)・・・7番より少し力が劣るバッター 9番打者 ・・・ピッチャー
私の高校時代(15年ぐらい前)はモロにこんな感じの打順でしたね。
今でもそうなのでしょうか?高校野球は見ていて多い気がします、高校通算ホームラン数が多い子が4番にいるイメージですね。
打順の横に()で数字を書いていますがチーム内の打撃力の順番はこのような感じではないでしょうか? 監督によってこの辺の考えは変わると思いますので一つの考え方として(笑)
この打順を組む時の考え方
基本的には1番~4番で点を取りたいイメージですね
出塁率の良い1番が塁に出て、2番が得点圏に送り、3番・4番でホームに返すといった感じの流れになるかと思います
単純によく言われるのが初回に満塁やチャンスで4番に周る可能性があるから!!です。
攻撃のバリエーションを少し考えると
1番・2番に足の速い選手を置くと盗塁の選択肢がありますので1番出塁→盗塁→2番が 送りバントで1アウト3塁のチャンスで3番・4番!!
1番が出塁できなかった時に2番が出塁する→盗塁で1アウト2塁で3番・4番 といったパターンが多いと思います。
続いては
3番打者最強説
こちらも各打順一気に書いていきます。
1番打者(3)・・・出塁率の高いバッター 2番打者(4)・・・足が速く小技(バント、エンドラン)ができるバッター 3番打者(1)・・・打率もよく最もホームランを打てるバッター 4番打者(2)・・・打率もよく長打を打てるバッター 5番打者(5)・・・打率は落ちるがホームランを打てるバッター 6番打者(6)・・・5番より少し力が劣るバッター 7番打者(7)・・・6番より少し力が劣るバッター 8番打者(8)・・・7番より少し力が劣るバッター 9番打者 ・・・ピッチャー
”4番打者最強説”との違いは
単純に3番と4番が入れ替わっただけですね(笑)
この考え方はメジャーリーグが昔からそういう考えのもと打順を組んでますね
バリー・ボンズ アレックス・ロドリゲス サミー・ソーサなどが3番を打っていました
メジャーに行く前のイチロー選手もオリックスで3番を打っていました
この打順を組む時の考え方
4番打者最強説での流れと基本的には一緒なのですが
初回に必ず打席が周ってくるので前のランナーがいれば返して得点を入れる前にランナーがいなければ自分が長打で出塁して4番に返してもらうといった流れになるのかと思います。
攻撃のバリエーションを考えると
4番打者最強説と一緒です(笑)
違うのは3番までに得点を決める!!という点だけでしょうか?(笑)
続いては最近話題の考え方ですね
2番打者最強説
こちらも各打順一気に書いていきます(笑)
1番打者(3)・・・出塁率の良いバッター 2番打者(2)・・・打率も高く長打を打てるバッター 3番打者(4)・・・打率は落ちるがホームランを打てるバッター 4番打者(1)・・・打率も高くホームランを打てるバッター 5番打者(5)・・・4番より少し力が劣るバッター 6番打者(6)・・・5番より少し力が劣るバッター 7番打者(7)・・・6番より少し力が劣るバッター 8番打者(8)・・・7番より少し力が劣るバッター 9番打者 ・・・ピッチャー
”4番最強説” ”3番最強説’との違い
2番最強説と言いつつも結局は4番が一番良い打者になってはいるのですが
今までの3番バッタータイプを2番に置いた感じです
注目していただきたいのは今までいた「小技のできるバッター」がいなくなっている点です
なぜ2番打者最強説が生まれたの?
ここが曖昧な方が多いと思いますので何がきっかけで生まれたかを解説していきます。
フライボール革命とセイバーメトリクスの普及の結果
いきなり結論を言いましたが「フライボール革命?セイバーメトリクス?」
となる方が多いと思いますので詳しい説明は別の機会にしますので今回はさっくりと(笑)
フライボール革命のさっくり解説
2015年にメジャーリーグのアストロズがスタットキャストというシステムを取り入れ
打球の角度・速度などのデータを収集した時にゴロを打つよりもフライ、ライナーを打つ方がヒットになる確率が高いことからゴロではなくフライを打つようになり
ワールドシリーズを制したことで広まった
フライボール革命の前提として「バレルゾーン」という考え方があります
一定の打球速度を超えた時にある角度で飛ぶと長打・ホームランの確率が上がる
セイバーメトリクスのさっくり解説
統計学を野球に取り入れたもの
それまでのイメージを数字で分析し選手個人のチームへの貢献度やある状況における作戦が得点にどれほど関与したかを数値化したもの
「フライボール革命」と「セイバーメトリクス」をめちゃめちゃさっくりと解説しました(笑)
改めて2番打者最強説とは
フライボール革命によりゴロを打ちにいく打者が減った
1番の出塁時にゴロを打たないということはダブルプレーでチャンスが一気に無くなるといった場面が減りました。
セイバーメトリクスによる分析の結果
アウトカウントが進むと得点期待値が下がるといった結果が出ておりほぼ無条件でアウトを一つ与える送りバントが否定されています。
打順が一つ下がるとプロ野球ぐらいの試合数では年間打席数が20打席ほど減るので良いバッターに打席を回すために上位に良いバッターが並ぶようになった
その結果
打席が多くまわってくる、バントをしない、アウトカウントが少ない方が得点期待値が高いということは必然的に2番バッターの作戦が「ヒッティング」になります
以上のことから 「出塁率の良い1番」の後に「打率も高く長打を打てるバッターである2番」を置くことによって得点チャンスを増やすといった攻撃になります
早い話、「1番・2番で1点取っちゃって!!」という感じですかね(笑)
まとめ【結局どれが良いの?】
結論から書くと、完全に個人的な意見にはなりますが【3番打者最強説】ですね。
野球のTVゲームをしても昔から3番に良いバッターを置いていましたので(笑)
セイバーメトリクスも数字の積み上げなので試合の流れなどが反映されないので一発勝負のアマチュア野球ではダブルプレー回避の送りバントなどの調整事項なども必要になってくるのではないかと思います
プロ野球も短期決戦になると普通にバントしていますし(笑) 打順の話はいろいろな考えがありますのであくまでこう考える人もいるんだなと参考にしていただければと思います。
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