どうも皆さま、野球好きバイカーこと「おっくん」です。
今回は「変化球の曲がる謎」を物理的に説明していきます
これが理解できると、理論上どの変化球でも投げることができます
変化球は曲がる理由
皆さんが漠然とイメージしているのは「曲げたい方向に回転をかけた方向に吸い込まれていく」みたいなイメージだと思います
これを物理的に細かく見ていきましょう
マグヌス効果
空気抵抗を受けると「マグヌス効果」をいうものをボールが受けます
これが何か超簡単に説明していきます
マグヌス効果・・・回転による、空気が流れる速度差が生まれそこで圧力差がうまれることによる 揚力が発生すること
青色の線・・・回転方向と風の向きが同じなので速度が速くなり圧力が下がる 赤色の線・・・回転方向と風の向きがぶつかるので速度が下がり圧力が上がる
この時の回転では圧力の低い上側にボールが引っ張られ揚力を得るためボールが浮いて見える
マグヌス効果でなぜ変化球が曲がるのか
上でも説明したように「圧力の低くなっている方向にボールが吸い寄せられるため」
画像ではストレートの時の説明をしていますが
これを横からではなく、上から見たと考えると「右投げの投手のスライダーの回転」になっていますよね?
そうなると圧力の低い方向に曲がるので横に曲がっていくということです
マグヌス効果を勉強する意味
回転方向に向かってボールが変化するということがわかると
投げたい変化球があるときにどの方向に回転をかければ良いのかがわかります
頭で理解すればあとは実際にいろいろな投げ方を試して、綺麗な回転になる投げ方を探すだけです
回転方向の注意点
回転をかけるときに注意しないといけないのは「回転の軸」(回転の中心になっている部分)が
キャッチャーに向かないようにすることです
回転軸がキャッチャーに向かう時がジャイロスピン 回転軸がキャッチャーから見えない回転をトゥルースピン
変化球を大きく曲げるために
変化球を大きく曲げるために必要な要素は「回転数」「回転方向」です
回転方向がジャイロによっているとマグヌス効果を得にくいので回転数が多くても変化を最大限与える
ことができません
変化球の練習をする時は回転の方向を綺麗にして、それから回転数を上げる練習をやりましょう
回転方向の確認の仕方
回転方向の確認はどうしてもキャッチャーからの見た感じになると思います
お金があれば「ラプソード」を導入するのも良いかと思いますが70万円ほどかかってしまうので
なかなか手が出ないですよね
最近は、「ラプソード」の簡易版の「テクニカルピッチ」というものが出ています
約3万円で回転方向などをアプリで確認することができます
硬式・軟式M球とラインナップがありますので取り入れればピッチングの幅が広がります
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